70キロ地点で足を酷く痛めてしまったみのさん↓

泣く泣くリタイヤを決意、そして送り出してくれます
その辺からのお話しになります
(⇒ここまでの記事はこちら)
その気持ちを汲んだ141代表、みのさんのバッチを預かる↓

このバッチは参加者みんなに配られるモノ
いわば100キロウォーク参加の証
これをみのさんの代わりとして一緒に歩くと宣言
141代表、かっちょええ!
そしてこのバッチのお陰か、代表にスイッチが入る
これまでは痛い足をかばいながらの歩行、それが一気に快足モードへ!
私達はそれに引っ張られながらかなり良いペースで歩きます
さすがトライアスリート、極限状態になると本領を発揮する
そしてそれを出してくれた、みのさんに感謝!
そんな代表に引かれながら午前4:00、土浦市に入る

ここがこの区間のちょうど中間点
なので最後の休憩所、土浦駅までは残り10キロ!
午前4:30、筑波停留所から12キロ程の地点で休憩する
スタートから15時間以上、さすがに休憩の回数も増えている

そんなボロボロの私達の前を見知った顔が歩いていく
既に何回もご一緒した例の女性!
しかも笑いながら手を振って目の前を通過していく
声をかけると休憩せずにこのまま歩くとのこと
ここまでは常に彼女に先行していた我々、初めて先を越されます
彼女は初出場、そして練習は20キロを一回だけ
それを聞いた時、途中でリタイヤかな~なんて思っていた
しかしその彼女に先行されるとは・・・
ならば私たちも歩かねばならない!
彼女のしっかりとした足取りの後、私達も200mほど後ろを歩く

はた目にみたら単なる集団ストーカー?
しかし100キロウォークだからこそ許される行為(笑)
そして午前5:00、太陽が顔を出す

田んぼに反射する光が眩しい
でも周囲が見えるようになって、ちょっと気分も楽になります
調子を回復した代表のペースは衰えない
先ほどの女性に追いつき、お話しながら一緒に歩きます
その彼女、歩く足に疲れはみえるものの元気そのもの
そして目がキラキラ輝いていて、おっさん達には眩しすぎる・・・
でもそんなおっさんにも意地はある
ここまで彼女には常に先行し、チェックも先に受けてきた
この先の土浦駅でもそれだけは譲るわけにはいかない
なので最後の1キロ、彼女のペースが落ちた瞬間にペースアップ!
大人げないとかいい年してとか言ってる場合ではない
20キロしか練習していない、そんな奴に負けるわけにはいかない(笑)

元気づけてくれた彼女、それをひとり置き去りにして歩く
あとで考えると鬼畜のしわざ以外のなにものでもない
人間とは極限状態になるとその本質がでるらしい・・・
しかし疲れた我々にはそんな事を思う余裕もなし
ただひたすら最後の休憩所「土浦駅」をめざして歩く
その先でスパイダーマンが交通整理をしている↓

とてもジェントリーなスパイダーマン
この大会のスタッフは本当に素敵な方が多いです
それに比べて私は・・・
午前6:00、りんりんロードの始発点に到着

ここが最後のチェックポイント、足切り時間は午前7:30
なので少し余裕をもって到着できました
これも復活した141代表、そして置き去りにした彼女のお陰
感謝です!
その彼女もすぐに土浦駅に到着↓

「速いですね~、付いていけませんでした」と笑顔で言われる
この子は天使か神さまかもしれない・・・
おっさんの心が罪悪感で痛んだ瞬間です
さて100キロウォークも残すところ20キロ
そして残りは6時間ある、普通に考えれば余裕のはず
ただもうすでに足が限界↓

とくに左足の晴れが酷く、引きずって歩いているような状態
さらに疲労と眠さがひどいので仮眠する事に
ここで1時間休憩すると決めてそれぞれ休みます
次回最終回です
―ブログ村に参加してます―


